悪魔の封印ジャケット

『悪魔の封印 』 原題【MAUSOLEUM】
★1983年、アメリカ映画、86分★

 
【スタッフ】
◆監督:マイケル・デューガン
◆撮影:ロバート・バーリック
◆特殊メイク:ジョン・カール・ビュークラー
◆美術:ロバート・A・バーンズ
◆音楽:ハイメ・メンドーサ=ナヴァ
 
【キャスト】
ボビー・ブリーズ(スーザン)
マージョー・ゴートナー(オリバー)
ノーマン・バートン(アンドリュース医師)
ウィリアム・ヴェイル(悪魔)

 

ノームド家は先祖代々長女に悪魔の血が流れる家系。
最愛の母を亡くし叔母の元へ引き取られた長女スーザン。
母の葬儀で悲しみに暮れる彼女は墓地に併設された霊廟の中で石棺を見つけそれを開けて
しまう。石棺の中には彼女の祖父が封印した悪魔が眠っていた。
それから10年後、成長した彼女の身に変化が起き始める。

 
単純な動機で悪魔が甦ってしまうオカルト物ですが、女の体に宿る悪魔の血が騒ぐとスケベな淫乱モンスターに変身!まんまと色仕掛けに寄って来た男と一発やった後に殺害してしまうエロとグロで一石二鳥な異色作。
しかしこの女が根っからのビッチ顔のため、全裸になろうが濡れ場があろうが個人的にはまるで興味が沸かず…。

【鼻の下を伸ばしているとドブスに変身!】

【鼻の下を伸ばしているとドブスに変身!】

 カルシウムが足りないのか? 些細な事でキレては悪魔の化身となり、育ての親でもある叔母を宙吊りにし臓物を噴出させたり、立ち寄った画廊で気に入った絵画が売約済みと聞くや否や盗みを働き追ってきた店員を転落死させたりとゆとり世代もビックリな傍若無人さ。
 早くお亡くなり下さいと思ってしまいます…。
 
 一般的な悪魔憑きと異なるのは身体が悪魔そのものに変身してしまう事でしょうか。緑色に光る眼と筋骨隆々な姿なのに、オッパイに悪魔の顔が付いていて抱きついた男の胸部をズタズタに喰い散らかすウルテクを披露。
 特殊メイクは『トロル』や『フロムビヨンド』などエンパイア・ピクチャーズ作品で手腕を振るったジョン・カール・ビュークラーが担当。彼は『13日の金曜日 PART7 / 新しい恐怖』の監督を務め成功? しました。
 美術に『悪魔のいけにえ』のロバート・A・バーンズが参加しているため高水準な残酷描写が拝めます。
 

【メイク中のビュークラー氏。 メイクされているのは『大地震』で エゴ剥き出しの軍人を演じたマージョー・ゴートナー】

【メイク中のビュークラー氏。
メイクされているのは『大地震』で
エゴ剥き出しの軍人を演じたマージョー・ゴートナー】


 
 最大の裏話は『悪魔のいけにえ』でカークを演じたウィリアム・ヴェイルがラストに登場する悪魔の着ぐるみの中に入っている事。
 レザーフェイス最初の犠牲者が裏方に回っているとはなんとも悲しいですね。
 
【公開当時のファンゴリア誌に掲載されたスナップ写真】

【公開当時のファンゴリア誌に掲載されたスナップ写真】


 
 呪われた家系のスペル“NOMED”を逆から読めば“DEMON”(悪魔)になりますってあまりにもストレート過ぎる設定に呆れ返ってしまいます。
 そもそも精神科の主治医が悪魔を退治しちゃったらエクソシストも商売上がったりですな…。
 アルジェント・タッチな原色系の照明を多用した画作りと豪快なスプラッター場面が楽しめる隠れた秀作!
 
 

Written by ネズミツオ[@yu131]
2011年6月15日 ブログ掲載

 

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