DVDジャケット

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こんちは、おきしーです。

今回のテーマはズバリ「蛮族」です!

みなさん「蛮族」と聞いて何を想像しますか?

蛮族…それは血と暴力にまみれ一切の常識が通用しない未開の野蛮人たち
一度出会ったが最後、命乞いをするより先に首チョンパッ!
ヤツらが過ぎ去った跡に築かれるのは、ただ死体の山あるのみッ!!
最強最悪の暴風殺戮集団、それが蛮族ーーーッ!!!

そんなやつらのバイタリティーと繁殖力は凄まじく、さながら「G」ように
その生態が時と空間を越えて観察されているのだ!

 

環境破壊され砂漠化した近未来…

隔離された巨大な壁の向こう側…

滅亡の危機に瀕した太古の文明…

長距離航行中の巨大な宇宙船内…

何処からかヤツらはやってきて、暴虐の限りを尽くし

数多の主人公たちと観客である我々を恐怖のズンドコへと突き落とすのであった。

そんな傑作揃いの蛮族映画に新たに名を連ねたのが、
これからご紹介する『Black Death』という1本! (前置き長いな~)

なんと、これ、蛮族が主人公なのでございます!!
しかも、「クリスチャン蛮族」という『グレムリン2』も真っ青な新・種・誕・生の瞬間ですよ!

お世辞にもスケール感バリバリの大作とまでは言えないかもしれませんが、ピリリとスパイスの効いた確かな良品です。

最近だと『ヴァルハラ・ライジング』を見て、最後のモヤモヤっとした感じが食い足りないなーと感じた方にはピッタリかも。ニール・マーシャル監督作、マイケル・ファスベンダー主演『センチュリオン』が好きな人も多分圏内です。

それでは、詳しく見ていきましょうね、さぁさ、お立ち会い、お立ち会い~

【あらすじ】

映画のタイトルでもある「Black Death」とは黒死病(ペスト)のこと。
時は1348年。英国ではペストが大流行していた。
神に身を捧げた身でありながら恋人を持ち、愛と信仰の狭間で揺れ動く若き僧侶オ
ズマンドが本作の主人公。
恋人の身を案じたオズマンドは彼女を別の地へ逃がしてやることにする。一緒に逃
げてほしいと懇願されたのだが、彼は信仰を理由に断ってしまう。彼女は「一週間
だけ朝に森で待つわ」と言い残し、旅立って行った。
翌日村にウルリックと名乗る教会本部の使わした騎士がやってくる。
彼曰く、「ペストと無縁の村があるという噂を聞いたので真相を確かめに行く。誰
か周辺の地理に詳しい者にガイドを願いたい。」とか言うではないか。
これは神様の思し召しとばかりにガイドを志願するオズマンド。

大僧正は警告する。
「例え生きて帰ってこれたとしても、もはや元のお前ではなくなっているかもしれ
ないがそれでも行くというのか?」
だが、オズマンドの決心は固かった。村を出てウルリックの仲間と合流すると、そ
こにはいかにも粗暴で恐ろしそうな連中が。彼らは大掛かりな装置を運んでいるが、
聞くとそれは「拷問器具」だと言うではないか。そこで旅の真の目的が告げられる。
ペストが起きていない村には、死者を甦らせるネクロマンサー(死霊つかい)が住ん
でおり、様々ないかがわしい黒魔術で村人たちをたぶらかしているとかいないとか。
そのような神を冒涜するいかがわしい連中を懲らしめるために彼らは使わされたの
だ!
…ゴクリ、と思わず生唾を飲んだオズマンドだったが、今更引き返すわけにはいか
ない。

果たして彼らは無事ネクロマンサーの住むという村にたどり着けるのか?
ネクロマンサーの正体とは一体?
オズマンドは逃がした恋人との再会することはできるのか?
血塗られた旅が今、始まる!

 

【登場人物】(役柄と俳優さんの説明がごっちゃになってますが許してね)

ウルリック
ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでもおなじみ、我らがショーン・”ボロミア”・ビーン!
中世コスチュームがめちゃくちゃハマります。ご尊顔はTOPのDVDジャケット画像をご覧あれ。

 

旅の仲間たち

旅の仲間たち(右から左へ)

オズマンド (エディー・レッドメイン)
主人公の若き僧侶。最近だと『マリリン 7日間の恋』でミシェル・ウイリアムズのお相手役をつとめていました。
彼の取る選択が話の大きなウェイトを占めています。演技派。

モールド(ジョニー・ハリス)
二刀流短剣使いの狂戦士(バーサーカー)

ダリワグ(アンディ・ナイマン)
陽気なトゥルースゲッター(=真実を得るもの)つまり、拷問執行人!
決め台詞は「お前のウソがプンプン臭うぜぇ~!」

スワイア(イーモン・エリオット)
最近だと『プロメテウス』で、とても印象的なクルーのチャンス君役を演じていました。

イーボ(ティゴ・ゲルナンド)
過去に捕虜になった際に舌を抜かれたので、言葉を発する事ができない。
ムッシュかまやつ似。

 

ウルフスタン

ウルフスタン

ウルフスタン(ジョン・リンチ)
クリスチャン蛮族の一行にあって、彼だけは忠義に厚く知性も垣間見える
真の騎士であり紳士って感じすね。劇中でも彼は王の騎士団に居たことが言及されています。
髪型がステキ☆コラー!そこ!モンティ・パイソンみたいとか言わないの!

 

ネクロマンサー

ネクロマンサー

ネクロマンサー(カリス・ファン・ハウテン)
ヴァーホーヴェン監督の『ブラックブック』に出ているようですね。目力のスゴいまさに”美魔女”!

 

【みどころ】

その1:ドス黒くて、ブルータルな中世の雰囲気をもり立てるアイテムの数々!

ビークマスク

ビークマスク

黒死病の患者を扱うときに被る、鳥のくちばしのような突起のついた不気味なビークマスク(時代考証的には間違ってるらしいです)を皮切りに、魔女狩り、ムチ打ち黒頭巾の一行や拷問器具などが次々と出てきて目の保養になります。

主人公のクリスチャン蛮族たちも長剣、二刀流短剣、アックス、メイスとそれぞれの武器に個性があります。
その光景はさながらバタ臭い洋モノRPGゲーのよう(褒めてます)!

 

 

その2:クリスチャンメタルかよ!

モールド

ウルリック一行はすったもんだありつつも、例の村に辿り着きます。
予想外に手厚い歓待まで受けて戸惑う一行。村の人たちは穏やかに生活をしているようですが、教会は荒れ果てており信心はとうに失われている模様。

その夜、宴会が催されるのですが、二刀流の狂戦士モールドの元に村の若いネーチャンが「あ~らどうしちゃったの、そんなおっかない顔してぇん。私と楽しまな~い(はあと)」なんて、言い寄って来ると、ネーチャンの髪の毛ガッと引っ掴んで、「俺は怒れるクリスチャンだ、お前たちが最も望まない男さ。分かったらあっちへ行くんだな!」とか言い放ち女を追っ払います。

ここでハッ!とさせられるんですよね。

モールドちゃんってば、ホントはウブでシャイなのかしら!?

…じゃなくて!

彼は本気で神を信じているので、堕落して享楽的な生活をしている村の連中に憤りを感じているんですね。
そんな連中に甘い言葉を受けてもそれは、悪魔の囁きに等しいので貞操を守り通しちゃうぞ、と。
その一方、戦闘中はちょっと嬉しそうな顔をしながらノーマーシー(ミニにタコではない)にも、バッサバッサと敵を切り刻んじゃう。
これってつまりは、神の名のもとに赦されれば何をやっても良いんだって(彼らが思ってる)ことの証左に他ならないんですよね。
この映画ではそういうことを明言しているわけではないですが、信仰心に基づいた独善的な考えや行為に大して”それこそが野蛮なんじゃね?”ってほのめかしているように僕は感じて面白いなーと思いました。

 

【まとめ】

宴会の後にクライマックスがやってきます。ネクロマンサーと対峙したウルリックたちの勇気!友情!信仰心が試される、緊迫感のある心理戦が繰り広げられます。(最後には結局アレしますけど)

この辺の宗教的なやりとりに共感したり考えさせられるかどうかというのも、今作を楽しめるかどうかの分岐点の1つになりそうです。

あとですね、特にこのシーンでは、何度も繰り返される重要な英単語があります。
他にも頻出するキーワードと合わせてここでピックアップしておきましょう。

皆さん、りぴーと・あふたー・みー(棒読み)

  • 「renounce (リナウンス)」
    これは宣言をして信仰を放棄することを意味します
  • 「repent (リペント)」
    ”悔い改めよ!”みたいなニュアンスですかね。キリスト教徒が異教徒に向けて発します
  • 「plague (プレイグ)」
    黒死病のことです
  • 「pestilence (ペストランス)」
    疫病のことです

もうこれだけ押さえとけばOKなハズですよ!(たぶん)

そうそう、肝心のペストに関するオチなんですが、なぜこの村では発生していなかったかというと…
実際はその村が外部と接触を持たない隔離された地域にあったから~という至極単純な話です。
ちゃんちゃん。

 

宗教色の強さが足かせとなったせいか、日本語版は出ていないようです。
鑑賞のハードルは高めですね。

僕はAmazon UKで入手し(送料込みで¥1,000くらいです)、リージョンとPALの問題はXBOX360で鑑賞することで解決しています。ハイ!これで鑑賞のハードル、グッと下がりましたよねー。

お背中押しましたよ!千尋の谷にっ、どーん!!

てなわけで、新種の蛮族映画『Black Death』をご紹介しました。

ブルータリティ!
それではマター!

official trailer

 

Written by OxygnDstryr(おきしー)(@OxygnDstryr)

 

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